高齢者の熱中症対策

今年の夏ははやく始まり、そして暑い。

そもそも介護認定される前の見守りサービスがない。とか、、
この話は長くなってしまうので、これはまた別のご機会にします。

夏の話に戻しますが、
夏の時期、実家の親のことで心配になるのが熱中症です。
高齢者は暑さを感じにくくなると聞きますが、私の親の場合は夏でも半袖だと袖が肌寒いとか言って上着を着ようとするし、そもそも認知症なので暖房を入れてしまいます。
そのくせ汗をかいているんですよね。

そこで役立つのが、個人的にはもうだいぶ前から使っているのですが、今回サービスとしてリリースさせていただいた温度管理センサーがついた「スマートリモコン」を活用した実家の温度管理です。

実家に「スマートリモコン」を設置すれば、どこにいても部屋の温度が分かるし、「スマートリモコン」に登録した家電の操作が可能になります。
私のメインの使い方は、親の在宅中(時間設定)に気温が28度を超えたら冷房を27度でオンにするオートメーション設定。あまり涼しくし過ぎてしまうと冷房を切ってしまったり、誤った操作をして暖房にしたりしてしまうので、、、(そんな時は「スマートリモコン」から操作して設定を変更します)

エアコン以外にも登録した家電を操作できるので、就寝した後にテレビがつけっぱなしになっていたら電源をオフにしたり、逆に朝なかなか起きない時にテレビをオンにして起こしたりしています。

ただ、残念なことにこの「スマートリモコン」だけでは実際にエアコンが稼働しているのか停止しているのかを確認することができません。
リモコン上オンになっていても、その後実家のリモコンで操作をしてしまうと設定が上書きされてしまい、その「設定変更」はリモコンのアプリには反映されません。
私の実家には複数の見守りカメラを設置しているので、エアコンがオンなのかオフなのかをフラップの状態を見て確認しています。冷房なのか暖房なのかは分からないので、温度を確認して「スマートリモコン」から更に上書き設定しています。

健康状態や認知症の有無、認知症のレベルによっても、更には個人差もあるので高齢者の見守りを一概に語ることはできないと思います。
ただ、私自身は偶然な出来事から親の認知症を疑い、その症状の始まりに出会うことができました。
個人差があるので十分な経験ではないかもしれませんが、認知症の始まり進み具合によるその変化を経験してきました。

間違いなく言えること、そして一番伝えたいことは、
いつまでも元気だと思っていた親は、認知症や病気をきっかけに一転します。
そして関わる家族の生活も一転します。
遅かれ早かれ必ず来るのです。
そしてこの「一転」には、実は小さなサインが散りばめられており、そこに気付きフォローできるかできないかによって「一転」の転じ方に大きな差が生まれます。

結果的に長い介護生活を強いられてしまっているのかもしれませんが、視点や考え方を変えながら小さな楽しみ方を工夫できるようになったと実感しています。(「小さな楽しみ」についても機会があれば後日書きます)

認知症の幼児退行がありますが、
子供の成長を見守ることとは真逆ですが、できなくなってしまうことが増えれば増えるほど、変わらない笑顔に出会える瞬間は感動的なものです。

まだまだ十分なサービスに仕上がってはいませんが、高齢者と向き合いその中でより良い生活をつくっていくことは、今後の社会に必ず必要になっていく仕組みです。
ご意見やお悩みごとでも構いませんので、お気軽にご連絡いただけたら幸いです。